1.めっき職人の一歩は膀胱めっき
- お前が死んでも仕事は続く
- 昔―昭和25年頃のめっきは…
- めっきの昔話
- 膀胱は自然物なのでアクシデントがつきもの
- めっきの革命―これほどの革命は二度と起きない
- 当社の高度成長は金杯めっきから
日本鍍金材料協同組合発行『鍍金の世界』に連載された回顧録「めっき業界にこの人半世紀をすぎて "めっきの現場より"」を再録しています。
石川進造が1988年12月に中国山東省にヒキフネの亜鉛ダイカスト製品の技術輸出を行った。その経緯と失敗について、東京都鍍金工業組合 「組合広報」1996年1月及び2月号の2回にわたり寄稿したものである。
環境省は2003年に「ふっ素・ほう素など3物質規制」を定める意向であった。鍍金工業にとってその規制が不条理であり、遵守することは不可能であった。石川進造はこの規制により、鍍金工場の存続に危機感を覚え、東京都鍍金工業組合を動かし反対運動を行った。その運動の一部を「組合広報」4月号から転載したものである
3月29 日、環境省は「「ほう素、ふっ素、アンモニア及び硝酸・亜硝酸化合物に係る暫定排水基準の見直しについて(案)」に対する意見の募集について」の報道発表をしました。本文には「41 業種中26 業種は、安定的な排水処理等の技術はいまだ開発・実用化の途上にあり、現時点においてなお、直ちに一律排水基準を達成することが困難な状況にあります。(省略)26業種は、可能なものについては暫定排水基準を強化し、その上で暫定排水基準の適用の延長(平成19 年6 月30 日まで)等の措置を講ずる予定です(原文の一部を抜粋)」とし、国民に広く意見募集をしております。
巻頭「わたしの意見」からの続きです。暫定期間の延長の獲得について、本家争いをするつもりはありませんが、結果がでるとあちこちで手柄話がでます。われわれの運動に対してフライングなどとの声もささやかれています。
しかし私たちは、結果は大切ですが、すべてだと思っておりません。共通の危機感のもとに、自分事として運動を起こし、そしてその経過こそが連帯感を育て大切なのです。活動のあらましを記します
東京都鍍金工業組合環境プロジェクト(石川進造委員長)は2月24 日(火)4時から霞が関の環境省環境大臣室において小池百合子大臣と、めっき業に対する暫定排水基準の適用期間の延長等について会見した。
環境省から 小池百合子大臣参議院議員・加藤修一環境副大臣及び環境省担当官2名、衆議院議員太田昭宏公明党幹事長代行、高木美智代衆議院議員、都議会議員の石井義修公明党東京都本部幹事長、鈴木貫太郎都議会議員、野上純子都議会議員、中嶋義雄都議会議員、ともよし春久都議会議員、組合から姫野正弘副理事長、石川委員長はじめ川上洋一委員、菊池忠男委員、神戸徳蔵訓練校教頭、志賀孝作環研所長が出席した。