合金めっきについて

関連技術

複合めっき

受託開発

硬度

耐熱

耐摩耗

耐蝕

研究開発

腐食

合金めっき

今回は めっき皮膜の「合金」についてです。
2種以上の金属または非金属を成分とする金属を「合金」と呼んでいます。単一金属では 得られなかった外観や性質を得るために検討されてきたものが多いため、より実用的に用いられているものが多い様です。

合金皮膜を作る方法としては 溶融めっき・乾式めっき・湿式めっきなどがあります。
各々の方法によって 合金化(組成比のコントロール)の可否、膜厚制御レベルが変わってきます。
目的が装飾用途、機能用途(耐食性用、耐摩耗性向上など)によっても選ぶものは変わってきますが、湿式めっき方法で作製可能な合金皮膜は下表にある通りです。

ニッケル Ni-Co , Ni-Zn , Ni-P , Ni-W , Ni-B など
Cu-Co , Cu-Fe , Cu-Pd , Cu-Sn , Cu-Zn , Cu-Fe-Ni , Cu-Zn-Cd , Cu-Zn-Ni など
スズ Sn-Ag , An-Sn , Sn-Co , Sn-Cu , Sn-Ni , Sn-Zn , Sn-Ag-Bi など
Au-Co , Au-Pd , Au-Sn , Au-Ag , Au-Cd , AU-Cu , Au-Fe , Au-Ni , Au-In など
Ag-Au , Ag-Bi , Ag-Cd , Ag-Cu , Ag-In , Ag-Pd , Ag-Sn , Ag-Sb , Ag-Zn など
亜鉛 Zn-Co , Zn-Fe , Zn-Ni など
その他 Fe-Co , Fe-Ni-Co , Pd-Ni など

※ 赤字のものは 弊社にて加工可能です。それ以外の合金めっきをご希望の際はご相談下さい。

例えば…
装飾目的の金合金めっきの場合 合金種や組成を変えることで 下の写真の様に白色系~黄色系~ピンクゴールドまでの加工ができます。(1槽でできるのではなく、各色 めっき槽の準備が必要ですので 全ての色に対応できる訳ではありません。)

【加工例】

次号からヒキフネレポートを受信したい方

お気軽にお問い合わせください

お問い合わせ

TEL: 03-3696-1981

FAX: 03-3696-4511

TOP