亜鉛ダイカスト素材への無電解Niめっき

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亜鉛ダイカスト素材への無電解Niめっき

亜鉛ダイカストは、融点が低く、流動性が良いことから、寸法精度・複雑な形状など
加工性や形状再現性に優れて大量生産性に大変優れている素材です。
亜鉛ダイカスト材へのめっきニーズは高く、装飾めっき、バレル方式による電気めっ
きが主流となっております。なかには寸法精度を要求項目としてある製品、内径への
めっきが必要な製品などもあり特に寸法精度の要求が厳しく、機能性を求められる場
合は無電解ニッケルめっきをベースとしためっきが有効です。通常の電気めっきでの
亜鉛ダイカスト材工程は以下となります。

・電気ニッケルめっき/銅めっき/前処理/脱脂 
※電気ニッケルめっき後は仕上げめっきが可能です。

寸法精度、機能性を求められる場合は電気ニッケルめっきではなく無電解ニッケルめ
っきとなります。しかし下地の銅めっき~無電解ニッケルめっきまで一貫で量産でき
るところは多くありません。その為、下地の銅めっきと無電解ニッケルめっきを分け
て(協力工場などにお願いして)処理する場合が出てきます。ここでの不具合要因と
しては銅めっき後に水濡れした製品を乾燥させ次工程となります。その際に銅めっき
の表面に酸化膜が生じ前処理を施してもめっき密着不良の要因となります。めっき密
着不良を出来るだけ発生させない為には乾燥工程を施さないで、製品が濡れたままで
処理する事か得策と考えます。

当社はバレル式電気めっき設備を有しており、同じ建屋に無電解ニッケルめっき現場
が有る事から、製品を乾燥しないで一貫処理が可能となっております。無電解ニッケ
ルめっき膜が均一に析出し・形状に制限がない・バレルやカゴなどで大量に生産可能
で電気めっきのように治具や電極の形状・配置などに気を使う必要がなく耐食性向上
などのメリットがあります。

半田濡れ性、黒色処理、滑り性、耐摩耗性、撥水性など無電解ニッケルめっきの特徴を
生かした亜鉛ダイカスト素材へのめっきニーズが高まってきております。

当社で対応可能な無電解ニッケルめっきは以下となっております。

■無電解ニッケルめっきの種類

 ○無電解ニッケル・テフロン(潤滑めっき)
  特徴:滑り特性・離形性・撥水性・非粘着性に優れています。
 
  ○無電解ニッケル・ボロン
  特徴:半田付け性が良く、硬度は750Hv程度と高い硬度を有しますので
          摩耗性も優れている。

 ○黒色無電解ニッケル
  特徴:光吸収率が高く反射防止が必要な精密部品・光学系の部品に最適です。
 
  ○無電解ニッケル・リン
  特徴:電気を使用しない為に付き回り性・均一性に優れ、複雑な形状に対しても
          膜厚制御±2μmで均一なめっきを行う事が出来ます。


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