現代の名工 石川進造

ヒキフネの第2代社長を務めた石川進造(現・相談役)は、在任期間中(1976-93)に下請け体質のヒキフネを、技術・研究開発志向の会社へと
一気に舵を切りました。

拙速を恐れず、過ちや失敗からも学ぶヒキフネのDNAは、
挑戦する石川進造の姿勢から生まれたものといえます。

自身は柔らかな発想と、職人として優れた技能を有しており、
2007年には「ものづくり日本大賞内閣総理大臣賞」を受賞し、
「現代の名工」認定を受ける栄誉に輝きました。

80周年の節目に、今なお「めっきで世界を切り拓く」ヒキフネの精神的支柱として、現場を尊び、現場を愛し続ける、人間・石川進造の素顔を通じて、全従業員に受け継がれる、いかなる困難をも乗りこえる「ヒキフネ精神」を感じていただければ幸いです。

石川進造について

石川進造
昭和10年3月14日 東京都本所生まれ
昭和28年3月 東京都立 工芸高等学校金属工芸科 卒業
昭和28年4月 合資会社 曳舟電鍍工業所 入社
輸出用アンチモニー製品のめっき作業に従事
昭和48年7月 専務取締役工場長 就任
公害対策と経営合理化のため葛飾区東四つ木に工場移転
(株)ヒキフネ 商号変更
昭和52年7月 代表取締役 就任
昭和53年4月 技術部開設 技術部長兼任 都知事より優良中小企業の表彰
昭和56年6月 ハイプレート(高級複合装飾鍍金)・電鋳金型技術の完成
ヒキフネ技研(株)バレル・機能鍍金部門の設立
昭和62年10月 金・銀電鋳技術の完成 貴金属ジュエリー製品の製造販売
昭和63年12月 中国山東省竜口電鍍工場に技術輸出
平成2年6月 プラチナ中空電鋳技術の完成
平成3年2月 (社)表面技術協会技術賞受賞
平成4年6月 (財)日本発明協会 田辺賞 受賞
平成7年7月 代表取締役会長就任
平成15年5月 日本鍍金協会十日会賞 受賞
平成17年7月 取締役 就任

官公庁

  • 平成13年10月~14年8月 東京都中小企業振興対策審議会委員
  • 平成11年7月~22年4月  中央能力開発協会高度熟練技能認定審査委員

団体関連

  • 平成3年5月~7年4月   東京都鍍金工業組合 葛飾支部長
  • 平成7年5月~13年4月   〃      常任委員
  • 平成15年11月~18年6月 〃      環境プロジェクト委員長
  • 平成12年6月~24年4月 関東鍍金健康保険組合 副理事長

受賞関連

  • 平成19年8月 第二回 「ものづくり日本大賞内閣総理大臣賞」表彰
  • 平成19年10月      「卓越した技能者」厚生労働大臣賞 表彰
  • 平成20年11月      「黄綬褒章」授与