光ファイバの用途はさまざま
光ファイバはコア(core)と呼ばれる芯とその外側のクラッド(clad)と呼ばれる部分、そしてそれらを覆う被覆の3重構造になっていて、クラッドよりもコアの屈折率を高くすることで、全反射や屈折により出来るだけ光を中心部のコアにだけ伝播させる構造になっています。コアとクラッドはともに光に対して透過率が非常に高い石英ガラスまたはプラスチックでできています。
この光ファイバは、光を伝送することで様々な使い方をしています。
インターネット通信は光ファイバと関連する機器・装置によって構成されており、機器によっては気密封止するための半田付け性をめっきによって付与しています。光ファイバを通る光を一方通行ではなく、一部の光を戻すこともできます。
戻る光を計測することで歪や温度などの変化を読み取ることができます。これらのセンサ部は、水中であったり、高温下あるいは高圧の条件下で使う場合、被覆を金属にする必要があります。
また、特殊な使い方として、光ファイバに一定条件のめっきをすることで表面プラズモン共鳴(SPR)が起こり、たんぱく質、DNAなどの生体高分子間の相互作業を解析するツールとして利用できます。このように光ファイバの用途と使う条件によって当社のめっき技術が使われます。