シームレスパイプ
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めっき種別
シームレスパイプ
シームレスパイプとは 「継ぎ目のない管」のことで、継目無管・引抜管とも言います。
冷感引抜法、熱間仕上げ法などの方法で 主に大手鉄鋼メーカーが製造しており、材質としては鋼材・ステンレス・銅などがあります。溶接した継ぎ目がなく、強度が大きいため油井管、ボイラーチューブなどに使用されています。
(製造工程などは 各社HPなどに載っていますので そちらをご覧下さい。)
ヒキフネでは電鋳で培った ①微細な部分へのめっき ②均一な厚付けめっき(~数mm) ③離型 などの技術を用い 2つの方法でシームレスパイプを作ることができます。
【方法1】素材に ニッケルめっきを施し 素材を溶解する。
めっき皮膜のみで 形状を正確に写し取った中空品、継ぎ目のないパイプを作ることが可能です。
この技術は複雑形状の管(異形管)を作る際に用いられ、航空機のセンサー部品などとして使われています。
【方法2】素材(金属管)にめっきを施した後、素材を抜きとる。
こちらは凹凸のないストレートの管を作る際に用います。特徴としては、
- めっき皮膜の積層が可能
(例:ニッケル/銅 ニッケル/銅/ニッケル など) - めっき種、膜厚を変えることが可能
⇒ 熱電導性・硬度・屈曲性などを変えることができる - 素材を溶解しないため 繰返し使用が可能
などがあります。事務機器、医療機器の部品などに使用されます。
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