「⼨法公差」と「めっき厚み」
めっきを施す製品の設計及び素材の加⼯ではめっき膜厚を考慮する必要があります。
よく「素材が図⾯⼨法で仕上がっている為にめっきは⼨法交差の範囲で施す」というケースがありますが、この場合はめっき膜厚の管理もシビアになりますし、膜厚も制限されてしまい外観や耐⾷性といった製品に対する品質要求を満⾜出来ない可能性があります。
本来、⼨法公差とは加⼯の誤差等に対する許容範囲であり「めっき厚み」ではありません。
めっきを施す製品には「めっき厚み」が必要となります。
ですから基本的に被めっき⽤素材は仕上がり狙い⼨法より「めっき厚み」を差し引いた⼨法に仕上がっている必要があります。