タイ工場(SIAM HIKIFUNE)近況報告

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タイのインフラ状況、現地オペレターの教育について

≪水道水≫
水の質はめっき品質に大きく影響します。日本では水道水が飲用できますが、海外は飲用は避けた方が
良いですね。人間が水あたりするようにめっきも水が悪いと顕著に不具合が発生します。
しかし、日本のように消毒された水道水(塩素)も問題になる事があり、日本でも最終洗浄などは塩素
などを取り除いた純水で洗浄されています。
タイと日本が異なる部分は質の良い水 『純水』を造る上でも色々な工程を経なければならない事です。
まずは、工業用用水を砂でろ過し、活性炭処理、その後、RO膜(フィルター)を通して様々な不純物を
取り除きます。ちなみにRO膜を通した後にミネラル分を加えると飲料水になります。
当社の工場で使用する水は全てRO水、もしくは純水(DI水)を使用しています。しかし、RO水を1リットル
造るためには約2 リットルの工業用用水が必要です。


≪電気≫
タイでは未だ頻繁に停電が有ります。幸い当社は工業団地に所在しているため、安定された電気が供給
されていますが、当然、その分割高です。当社の工場は消費電力、環境面を考慮し、水銀灯をLED照明に
替え、タイスタッフにも節電を心がけてもらい環境に対する教育も進めております。


≪ガス≫
タイは基本的にLPGガスになります。一般家庭にもガス配管はありません。当然、工場もLPGガス使用した
工場です。LPGガスのシステムは、2 Set分のボンベを塀用して使います。 ガスが無くなると自動的に切
り替わるシステムでの運用です。現在、当社は24h体制で稼働しておりますが、夜中の配送も問題無くされ
るのは感心できます。


【タイスタッフへの教育・不良対策】
タイのインフラの状況やそれに対する当社のシステム、水、薬品、めっき液の管理、設備の保全から化学の
基礎か含め様々な教育が必要です。
当社は一般の作業者にも基礎的知識がなければ不良対策が進まないと判断し、今年から社内研修とは別に外
部研修(東京都産業技術研究所のご協力)を始めました。
しかし、どのレベルでの教育(基礎知識)が必要? と悩ましい所であり、外部講習の講師とも日々打合せ
を重ねている現在進行形での教育カリキュラムを進めています。
まずは、めっきで使用する容量と濃度、単位、pHやmg/Lなどの復讐。そして、それに伴う比重の講義。
電解めっきと無電解めっきとの違いの理解度を上げ、最後に金属の酸化、還元と日本人でも耳を塞いでしまい
そうな講習を何度も繰り返し、タイ人スタッフのスキルアップを継続して行っています。

《SIAM HIKIFUNEトピックス》
SIAM HIKIFUNE専用のHPを開設(2018年2月)。合わせてFace book(2018年9月)もページ開設。
(日本語、英語、タイ語での翻訳)
日系の進出企業が数十社掲載されており、各企業のニュース配信がUp Dateされております。
 https://www.smri.asia/jp/factory/

HPでは、めっき仕様、新規設備導入計画のなどのニュースを配信し、Face bookでは、タイでの行事、
コミュニケーションなどの近況報告行って参ります。

 専用HPアドレス
  https://www.smri.asia/jp/siamhikifune/

 Face bookアドレス
  https://www.facebook.com/Siam-Hikifune-1059165094254449/?modal=admin_todo_tour

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