ステンレスの黒染め

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ステンレスの黒染め

「黒染め」と聞くと 皆さん何を思い浮かべますか?
髪を黒く染める(ヘアカラー)、生地・皮革などを黒くする、金属の表面処理方法などでしょう。
では「黒染め」と呼ばれる処理が可能な金属には どの様なものがあるでしょうか?
亜鉛(Zn) ,銅(Cu) ,鉄(Fe) ,ステンレス(SUS) , 銀(Ag)などがあります。

身近なものとしては 銅や銀など 黒く染めた後、研磨加工などで表面の一部を剥き出し、レトロ調外観にする 古美加工した製品などがあります。銅めっき上に黒色系のめっきを施し 一部 剥き出してレトロ調に加工することも可能です。

古美加工の事例:ドリッパー

 

アルカリ溶液高温着色法によるステンレス黒染め

金属の着色で一般的な方法は ①化学的方法 ②電気化学的方法 ③塗装 があります。
着色目的は加飾、防錆・防食・耐熱・耐摩耗など、機能性付与などがあり、要求品質、コストなどに応じて処理方法を選択します。

今回は 金属の中でも「ステンレス」の化学的な方法を用いた「黒染め」についてご紹介致します。
ステンレスを化学的に黒くする方法として クロム酸化法、硫化法、低温酸化法、アルカリ溶液高温着色法などがありますが、処理方法によって 色調・皮膜特性が異なります。

ヒキフネでは「アルカリ溶液高温着色法」を採用しています。
この方法は 高温の強アルカリ溶液に浸漬することにより ステンレス表面に緻密な四三化鉄(Fe3O4)の皮膜を生成。丈夫で美しい黒色(漆黒色の皮膜)外観が得られます。
もともと兵器および関連する機器類に用いられることが多く、広く一般に用いられるものではありませんでした。
しかし 近年 「デザイン性の向上」「防錆性向上」「光反射防止」などから 様々な部品に応用されるようになっています。

 

【特徴】

・素材の表面光沢に準じた光沢に仕上がります。
・黒染め層の膜厚 0.5~1.0μm程度で 寸法精度への影響は少ない。


米国軍規格 MIL-DTL13924D Class4 に適合しており、航空機部品などへの加工実績があります。

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